ニュースレター No.18 (2014年09月25日発行)
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▲IDEAガーナ会長 コフィ・ニャルコ(左)

“神(こう)さんの魂はガーナの私たちと共にあります。
マニラの会議でお会いした神さんのことは、決して忘れません。
心よりご冥福をお祈りいたします”

IDEAガーナは、これまで、差別と偏見のために故郷を離れ、定着村で、長くは数十年にわたり暮らしていた人たちを、再び故郷に返す活動をしてきました。その数は350人にのぼります。IDEAガーナのメンバーは、定着村で暮らしてきた人たちの故郷を訪問して、家族と村長に面会して、彼らが故郷に戻れるように、時間をかけて説明してきました。しかしまだ102人の人がいつか故郷に戻る日を夢見ています。IDEAガーナが神(こう)さんを偲ぶために受けたご寄付は、今回4人が故郷に帰るために使われました。


ナモンガ アフラフラ

今日こうやって私が故郷に戻ることができたのは、私たちの兄弟の神(こう)さんのおかげね。神さんに実際にお目にかかることはできなかったけれども、あなたが話をしてくれた神さんのことは、生涯忘れません。家族との絆を取り戻そうと努力をし、お兄さんと一緒に講演することもあったという神さんのことを、心から誇りに思います。 神さんがこれまで回復者のためにやっていらっしゃったことは、これから私たちが受け継がなくてはなりません。

私が定着村に来たのは、私が19歳の時でした。今はもう61歳です。もしも今日死んだとしても、定着村ではなく故郷で死ねたことを心から喜べます。故郷に戻ることができて本当に幸せです。ここで、家族をはじめ、故郷の人が、本心から私が戻ってきたことを喜んでくれているのを見て、この上ない幸せです。


クワベナ ダガルティ

覚えておいてほしい。IDEAの心と、わが兄弟、神(こう)さんはいつも私と共にあることを。これがあったから、一昼夜かけての長旅を続けて、今日こうやって故郷に戻ることができたのだから。こうやって私が我が兄弟である神さんを偲ぶご寄付のおかげで故郷に戻ることができたように、すべての国の人が、愛する家族のいる故郷に戻ることができることを、心から祈ります。ご寄付をくださった方に、幸せあれ。


アク シカ

故郷に戻る長い道のり、私がずっと考えていたのは、私はいま神(こう)さん、IDEA、コフィと一緒に旅しているのだということでした。神さんの奥様が感じている哀しみは、よく分かります。ただ覚えていてください。IDEAの私たち全員の心は、いまあなたと共にあります。そして神さんは、4人が故郷へ戻る長い道のり、ずっと私たちと一緒に旅してくださいました。


エマニュエル オセイ

コフィ、君が話してくれた神(こう)さんは、ハンセン病にかかった人たちのために闘い続けた人だ。まるで君自身のようにね。そんな素晴らしい人が亡くなったということは、言葉にすることができない損失だ。ご冥福を心から祈りたい。神さんの奥様に伝えてほしいんだ。神さんが亡くなったことによって、故郷に帰れた4人がいることを。私たちにとって神さんは、ちょうどイエス キリストが我々すべてのために死に向かい、死して父なる神のもとに戻っていったように、私たち4人のために亡くなった。神さんは私たちを定着村から解放し、そのあとに父なる神のもとに戻っていったのだ。


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