ニュースレター No.5 (2008年2月発行) (1)(2)(3)(4)(5)
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創立5周年に向けて

理事長 森元美代治

2008年は、地球温暖化、異常気象、原油値上がり、円安、株価下落等々、私たちの暮らしをジワジワと締めつけるニュースとともに明けました。会員の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?
IDEA ジャパンの会員数は(正会員・賛助会員・寄付してくださった方を含める)240人にもなり、この8月には創立5周年を迎えることとなりました。これまで活動を続けられたのも、ひとえに皆様の温かいご支援の賜物と、心から感謝申し上げます。
ところで、ハンセン病関連のニュースとしては、地域に開かれた療養所にするための将来構想を実現する「ハンセン病基本法」制定に向けて、100万人署名運動が追い込みにさしかかっています。いままでIDEAジャパンとして署名のお願いをしてまいりましたが、まだまだ目標に達していません。どうぞご協力をお願いいたします。
1月11日には全国の療養所で最後に、絶対隔離政策を象徴する「標本とされた胎児」の慰霊祭が星塚敬愛園(鹿児島・鹿屋市)で執り行われましたが、問題はまだ解明されないままです。
5月10・11日には、ハンセン病市民学会総会が東京で開催されますので、IDEAジャパンとしても、多くの会員が現地実行委員会に入って、積極的に参加・協力しています。開催日が近づくにつれて、ますます多くのボランティアが必要となりますので、どうぞご参加くださいますよう、お願いいたします。
IDEA ジャパン独自の活動としては、1月29日から2月5日に開催される国際ハンセン病学会&IDEA国際集会に参加するため、理事長はじめ、6人の理事や会員がインドのハイデラバードへ行きます。今回は、<スティグマ・アイデンティティー・人権>をテーマとした分科会で、22カ国(アメリカ、パラグアイ、アンゴラ、ブラジル、中国、インド、ウガンダ、ネパール、日本、ケニア、ノルウェイ、エチオピア,コンゴ、ガーナ、ギニアビサウ、インドネシア、韓国、モザンビーク、ナイジェリア、フィリピン、スーダン、台湾)からの参加者とともに議論し、交流を深めます。10年来の旧友との再会や、新しい友人との出会いに期待しております。
このような国際集会に参加したり、訪問したりする中で、快復者の経済的・精神的自立には、まず教育が必要だと考えて、中国、インド、フィリピン、ネパール、タイの快復者子弟への奨学金援助を行ってまいりました。各国から大いに期待されていますので、要請に応えて、今年も引き続き支援いたします。
冒頭にも申し上げましたが、8月の創立5周年に向けて、皆様と一緒になにか記念すべき事業を企画したいと考えております。どうぞ奮って自由闊達なご意見、アイデアをお寄せください。お待ちしています。
今後とも地道な活動を続けていく所存ですので、ご支援、ご協力下さいますよう、心からお願い申し上げます。

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